硫黄山

アイヌ人がアトサヌプリ(裸の山)と名付けた硫黄山は、今でも年中丸裸で噴煙活動を続け、風景的にすばらしい財産だけでなく、内部に硫黄を蓄積しています。標高521mのこの山は、町内で最も新しく誕生した山の一つで、今から約600年前に噴出したものと言われ、山頂の熊落としは約300年前に最後の爆発でできたと言われます。硫黄山の良さは身近に火山活動が見られることですが、山麓から川湯温泉に至る一帯は自然の大庭園で高山性のハイマツやエゾイソツツジの咲く6月中・下旬と、秋の紅葉期はすばらしい限りです。また昔は硫黄が重要資源で、明治20年には北海道2番目の鉄道を敷き、硫黄を輸送した程でした。(川湯温泉から散歩道で徒歩40分)
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