事業計画 > 世界遺産登録に係るメリットとデメリットについて 

摩周湖が我々の最終目標である世界遺産へ登録された場合、どのようなメリットとデメリットがあるのか考えてみよう。


  • 摩周湖が世界遺産へ登録された場合に、地元のみならず国をあげての保護活動になるため、財政面や施策面での相乗効果が期待できます。

  • 摩周湖が持つ特徴のひとつである、「湖水に対する大気汚染の忠実な反映」に基づき、大気汚染に関する啓蒙活動(環境活動)を世界的視野に立った中で実施できる。

  • 弟子屈町住民や周辺地域の住民の環境に対する意識高揚により、弟子屈町をはじめとして、周辺地域の環境美化につなげることができる。

  • 行政と住民が一体となって活動を行っていくことで、今後の豊かなまちづくりに対して相乗的な効果が期待できる。

  • 世界遺産というグローバルなネームバリューによりより一層の観光客増加が見込まれる点。

  • 観光客の増大に伴い地元経済(行政の財政状況も含む)の更なる活性化が期待される。


  • 世界遺産として登録された場合、国を主とする保全体制の強化に伴いそれら遺産に対する保全の強化が行政を通じて求められ、保全に対する施設等の拡充が迫られ、財政的な圧迫を受ける可能性がある。


単純に考えただけでも、以上のようなメリットとデメリットが存在し、これらを今後の活動の中で、様々な立場の人たちと協議し検討を重ね現状を打開していかなければならない。



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